◆ 仕立てについて
千織では、一級和裁技能士が手縫いで一針一針丁寧に仕立てた着物をお届けしています。基本のかたちは以下の通りです。
絹に比べて厚手な木綿は、胸元や腰のあたりがモコモコしがちなので、普段着としての着やすさとお手入れの手軽さを重視して、肩当てと内揚げは省略しています。
居敷当ても省いて、力のかかるヒップの部分には腰当てを付けています。
必ずしもそうするのが正解ということではありませんが、木綿着物を扱う呉服屋さんや和裁士さんのご意見を伺いながら、遠州木綿の着物を普段からラクにキレイに着たいと追求していたところ、現状ではこのような仕様でお届けしております。
※居敷当て…後ろ身頃の下半身部分に裏から付ける当て布。おしり部分の表地に直に力がかかることを避け、縫い目の綻びを防ぐもの。
※内揚げ…身丈を長くする際や裾が擦り切れたときに、裾を切っても本来の身丈を確保できるよう、内側に適量の布を縫い込むこと。
なお、男性着物は帯の位置に揚げが付きます。
◆ オプションについて
衿のかたちは人によって好みが分かれますが、こだわりがないようでしたら、すっきりとラクに着られるバチ衿がおすすめです。
お稽古事などで座る場面の多い方、仕事着としてハードに着る方など、用途によって居敷当てが必要な場合はお付けください。
◆ 納期について
通常の納期はお支払いの確認後およそ1ヶ月ですが、現在ご注文が混み合っているため、通常よりお時間を頂戴しております。
詳しい納期については受注時にご案内差し上げますので、よろしくお願い致します。
◆ お仕立ての流れ
1.お好きな生地を13mと、お誂えをカートに入れてご注文ください。
2.ご注文の完了とともに自動配信メールが送信されますが、こちらはご放念ください。
3.当店より寸法確認メールを差し上げますので、お返事いただきますようお願い致します。
4.当店にてお客様の寸法を確認したのち、受注確定メールを差し上げます。
5.ご指定のお支払い方法にてお支払いをお願い致します。
6.ご入金の確認が出来次第、仕立てを進めてまいります。
※ご入金確認後は注文のキャンセルがお受けできませんのでご注意ください。
7.着物が仕立て上がりましたら、配達希望日時の確認を経て発送となります。
◆ 仕立てに関するFAQ
Q. 着物を仕立てる際に、細かな寸法の指定はできますか?
A. はい。いただいた寸法の通りに仕立てますので、ご自身の寸法をお持ちの方はお知らせください。
なお、ご自身の寸法をお持ちでない方は、身長・バスト・ヒップ・裄から各種寸法を算出して仕立てております。
「自分の体型に合った寸法が知りたい」など、より詳細なご相談については対応致しかねますので、ご了承くださいませ。
Q. 着物以外の仕立てはできますか?
A. 羽織や上っ張り、作務衣など、様々な仕立てのご相談をいただきますが、着物と半巾帯以外のご注文は現在は対応致しかねます。
力不足にて恐れ入りますが、何卒ご了承くださいませ。
Q. 仕立てた着物は洗えますか?
A. 千織の木綿は、ご自宅の洗濯機で気軽にお洗濯できます。
着物の場合は、洗濯機の中で絡まってしまうと縫い目が傷むので、畳んだままネットに入れてお洒落着洗いのコースで静かにお洗濯するのがお勧めです。
汚れが気になる部分は固形石鹸で落とします(生地自体は丈夫なので、強くこすっても問題ありません!)。
脱水は短時間にし、しっかりとシワを伸ばして干すと、着物自体の重みでもシワが伸びてアイロン掛けせずとも着られます。
乾いたときに多少のシワが気になれば、その時は高温で気になるところだけアイロンがけすればOKです!
Q. 遠州木綿の着物はいつ着るものですか?
A. 一番心地よく着られるのは春と秋ですが、真冬に着込んで着られる方、夏に一枚で浴衣のように着られる方もいらっしゃいます(私は暑がりなので、夏はお勧めしませんが…!)。
お住まいの地域の気候や、着方、暑い寒いの感じ方には個人差があり一概には言えませんが、普段着ですから無理なく心地よく着られればいつ着ても構わないと思っています。
その他、ご不明な点がございましたらお気軽にご相談ください!
|